長期間の虫歯治療を終えて
2019年05月30日
虫歯治療と根管治療が終了した患者さんがいらっしゃるのでご紹介させていただきます。
この患者さんは左下の奥歯に違和感があり、歯ぐきが腫れているのが気になるとのことで来院されました。初診時の写真を下にお示しします。
詳しくお話を伺うと、その歯は「抜歯をしたほうがいいかも知れない」と言われたほど具合の悪い歯で、一年半にわたり根管治療を行っていたそうです。すでに根の治療を終えて土台が立っている状態でしたが、症状が落ち着かず不安なので「被せものを入れる前に別の先生で一度診てもらいたい」と思い、来院されたそうです。
その他にも「虫歯が多いから治してもらいたい」「クリーニングも2年くらいしてない」と仰っていました。
左下の奥歯は大学病院に紹介して治療してもらうことになり、それ以外の虫歯治療、歯周病治療は当院で行うことになりました。
治療が終了した日の写真です。初診時の写真と見比べると、白い色をした詰め物や被せ物になっている箇所がいくつかあるのがお分かりいただけると思います。
この白い素材はセラミックスの一種である「ジルコニア」というものです。
ジルコニアは金属を使用してない被せ物なので金属アレルギーの心配もないですし、金属よりも軽いので自然な感覚がすると言われています。また一般的なセラミックスよりも強度が強いと言われています。
ただ金属と異なり割れてしまう可能性がありますし、一般的なセラミックスと異なりジルコニアは単色のため周りの歯の色と合わせることができません。
ジルコニアについて詳しくはこちら↓
https://www.abe-shikaiin.net/pages/price.html#priceAnk03
最初のころは治療期間が長かったり、治療箇所が多かったりで不安な様子でしたが、治療が進行にするにつれて段々明るい表情に変わっていきました。歯のこと以外でもお話がはずんで楽しかったです^^
来月にお仕事の都合で遠くへお引越ししてしまうのでお会いできなくなるのが残念です。
当院では大学病院との連携を行っており、症例によって大学病院と協力して治療を行う場合がございます。
また、大学病院の先生や、以前大学病院に勤めていた各分野の専門の先生に出張してもらって、治療を行うこともございます。