被せものが入るまでの間は…
2019年02月18日
こんにちは!
今日は治療中の仮歯について、実際の症例を交えて紹介いたします。
先日転んで前歯を折ってしまった方が来院されました。
こちらが初診時の写真です。真ん中の歯が大きく欠けてしまっています。
とても目立つ場所でもあり、患者さんも見た目を気にされていましたので、今回はオールセラミックスクラウンでの治療をご希望されました。(※14万円+税)
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治療をするためには歯を削って被せものを作らないといけないのですが、
削ったままでは見た目も悪くなってしまいますし、強くしみる症状が出ることもあります。
歯が動いてしまって出来上がった被せものが入らなくなってしまうこともあるのです。
そのため、仮歯をキチンと入れることが非常に重要なのです。
上の写真が仮歯を入れた時の写真です。
仮歯でも色や形をできるだけ調節することが精密な被せものを入れるために重要なのですが、
実は見えない部分もキチンと作ってあげないといい治療はできないのです。
どういうことなのでしょうか? 次の写真をご覧ください。
先ほどの仮歯の付け根の部分に鉛筆で黒い線を描きました。
この仮歯を外してみるとどうなっているでしょうか。
鉛筆の線より上の部分まで仮歯が伸びています!
キレイな被せものを入れる秘訣は歯ぐきに隠れた部分まで形を作ることなのです。
そして仮歯も完成品と同じようにきちんと作ってあげないといけません。
上の写真のように鉛筆の線よりも上まで仮歯ができているということは、
良い被せものを作るために歯ぐきに隠れて見えない部分まで形を作り、
仮歯も見えないところまで手を抜かずに作っているということの証なのです!
完成した被せものがどうなるのでしょうか。今から楽しみです!
※仮歯は強度的には弱い材料なので壊れてしまうこともあります。また、外すことが前提なので外れやすい接着剤で接着しています。途中で壊れたり、外れてしまった場合はご連絡ください。
東京都 調布市菊野台3-24-43 042-440-1181