ウォーキングブリーチ治療
2024年04月4日
こんにちは!
調布市つつじヶ丘柴崎あべ歯科医院です。
今回は、「ウォーキングブリーチ」の治療についてご紹介いたします。
◆ウォーキングブリーチ治療とは何か
外傷や虫歯によって歯の神経を失ったことにより変色した歯に対して、歯を白くする処置を行う治療法です。
この場合、審美目的で行われるホワイトニングを行っても、変色の色にはまったく変化がないため、
この治療法が非常に効果的になります。
外傷などにより、意図せず神経を失ってしまった歯(失活歯)に対して、
変色などが気になっている方など、ぜひご参考にしていただけたら幸いです。
【目次】
1.症例紹介
2.治療法・治療期間
3.メリット・デメリット
4.まとめ
1.症例紹介
まずは、治療前の口腔内写真をご覧ください。
左上1番目の歯が、神経を失った治療前の箇所になります。(左右反転での表現をしています。)
ウォーキングブリーチが適応症例かどうかは、ご自身の歯が十分残っていることが条件の1つになっています。
虫歯の状態や外傷の状況によっては適応外となる場合もございますが、まずはぜひご相談ください。
続いて、治療後の口腔内写真をご覧ください。
治療によって他の箇所のご本人の天然歯と違和感の無い色に仕上がっています。
ウォーキングブリーチの大きな特徴として、
「人工的な被せ物(補綴物)を使用せず、ご自身の歯を活かすことが出来る」という点があります。
通常、神経を抜いた治療を行った際には、被せ物治療(クラウン治療)になるため
被せ物を入れるために、歯の周辺を大きく削らなくてはならないという点がありますが、
ウォーキングブリーチの場合には、その処置を行わずに治療を行うことが可能になります。
2.治療法と期間
◆治療の流れについて
①精査・抜髄
ウォーキングブリーチの適応症例かどうかをDrが判断し、適応症例の場合には、
失活してしまった神経を抜く治療を行います。
↓
②ウォーキングブリーチ(治療回数は約4~5回程度ですが、状態などにより個人差があります)
神経を抜いた空洞な歯の根の部分に歯の内側から歯の漂白剤を入れます。
↓
③根充・CR
Drが状態を見極めて最終段階の色調になったところで、
神経を抜いて空洞になっている歯の根の部分に歯科用の樹脂素材で補強の充填を行います。
↓
3. メリットとデメリット
メリット
・ご自身の歯を残した治療が出来る。
・被せ物の治療と異なり、歯を削らずに治療を行うことが出来る。
・比較的痛みが少なく治療を行うことができる。
・被せ物と異なり、ご自身の歯になるので、清掃性が比較的良い。
デメリット
・歯質や歯の残存状況によっては適応外となる可能性がある。
・お薬の影響で歯が内部吸収を起こす恐れが稀にあり、その場合には割れてしまうリスクがある。
・治療後白くなった歯でも後戻りすることもある。
・治療回数が複数回必要となる。
・ご自身の他の歯の色調をみながら治療を行うが、完全に色味を合わせることは難しい。
4.まとめ
当院は、なるべく健康な歯は削らない・歯を長持ちさせることをモットーとしております。
常に最新の技術を追求し、ご提供できるように取り組んでおり、ご自身の歯を残した治療法のウォーキングブリーチにおいても、
その理念を実現できる治療法の1つといえます。
【ご費用についてのご案内】
ウォーキングブリーチ治療: 55,000円(税込み)
(薬液の詰め替え5回分・CR充填処置を含めた、一歯あたりのご費用)
※6回目以降の薬液詰めなおしは、追加オプションとして
1回あたり、550円でのご案内となっております。
治療効果を発揮させるためにも、ウォーキングブリーチ1回のみの治療のご対応は出来かねますので、
何卒ご了承くださいませ。
このほか、ご不明な点などありましたら、当院までお問い合わせください。
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TEL 042–440–1181
オンライン予約 https://icontact-3.dapo.jp/docoapo/webform.php?id=30450
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