インプラントじゃない「ヒューマンブリッジ(差し歯)」 【狛江市近く、調布市のあべ歯科医院】
2014年06月13日
こんにちは、調布市西つつじヶ丘のあべ歯科医院です。
一般的に歯を抜いた場合、歯のない部分には必ず何か新しい歯を入れなければいけません。
そうしないで、抜いたままにしておくと歯並びが崩れ、噛み合わせが崩れとお口の中が崩壊していきます。
顎の骨にドリルで穴を開けて、ネジを埋め込み新しく歯を入れる方法があります。
これはインプラントという治療です。しかし、インプラントの治療には多くのリスクがあります。
顎の骨に穴をあけるというのは、外科手術です。
疾患のある患者さんは出来ませんし、ネジと骨がキチンとくっつかないトラブルも増えています。
ずっと顎や顔面に痺れが出るという後遺症も考えられます。
当院では積極的にインプラント治療は患者さんには勧めません。どうしても、という方には信頼できるインプラント医をご紹介しています。
インプラントの他にはブリッジという治療があります。抜いた歯の両隣の歯を削って、橋掛けで歯を入れる方法です。
ブリッジ治療は、健康な歯を大きく削るという大きな欠点があります。
インプラントのリスクを避け、ブリッジ治療の欠点を補う方法が一つだけあります。
「ヒューマンブリッジ」という方法です。
この治療法は、殆ど歯を削りません。両隣の歯に特殊な金具を接着し、その金具に新たな歯をはめ込みます。
治療期間も最短3回の来院、時間も一回30分、歯を削らないため治療の痛みもありません。
こちらの患者様は、奥歯が一本ありませんでした。
ここに、一本だけの小さい入れ歯を入れてらっしゃいました。
しかし、違和感が大きくてお悩みでした。
「両側の歯はとても健康で丈夫な歯なので、削りたくないし
インプラントは怖いし、、」
とのことでしたので、ヒューマンブリッジをおすすめしました。
① 準備の型を取る
② 歯に金具用の小さな溝を一カ所つける、型を取る
③ 完成
の3回の来院で、治療終了でした。歯に溝をつける際にもほんのわずかな溝ですので、麻酔も必要ありません。
上から見たところ ↓
大きくお口を開けてみたところ↓
治療後には「入れ歯を使わないで暮らせるのが嬉しい!」とおっしゃってました。
歯も骨も削ってしまったら、元には戻せません。
なるべく削らない方法、なるべく体に負担のない方法を患者様と相談しながら提案していきたいのです。
どんな治療も、自分の歯には敵いません。
ヒューマンブリッジは、インプラントやブリッジ治療をお考えの方に是非とも選択肢に入れて頂きたい新技術です。